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Historisk Models

AMG 560SEC 6.0 V8 32V WideBody Version

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まだダイムラー・ベンツ社(当時)傘下に収まる以前の1980年代初頭、アファルターバッハのAMGは、メルセデス製V型8気筒SOHC16バルブ「M117」エンジンに組み合わせる、バンクあたりDOHC32バルブのサンドキャスト(砂型鋳造)シリンダーヘッドを自社開発した。

加えて、スロットルボディおよび吸気マニホールドの換装により吸気効率をアップ。カムプロフィールも「ホットな」ものとした上に、エキゾースト系も格段にワイルドなものへと刷新したことで、排気量を6リッターまで拡大した最上級版「6.0」では、385psという大パワーをマークすることに成功した。

 

BS製ポテンザタイヤを装着し、OZ製の色を合わせた3ピースのAero III 17インチホイールのセット。フロントに235/45R17、リアに265/40R17という、当時としてはワイドで低扁平なタイヤを装着。その上で、トレッドを広げるためにフェンダーをブリスター化したことで、そのスタイリングはベース車である560SECの流麗なものから、押し出しあるインパクトの強いものへと大きく変貌している。

AMGのC126クーペで「ワイドボディ」を成す美しい曲面構成のブリスターフェンダーは、FRP製ながら極めて優れたフィニッシュを見せる。ただし、この時代のSECベースのAMGがすべて装着していたわけではなく、あくまでオプションだったとのこと。このオプションの有無は、現代のクラシックカー・マーケットでも相場価格を大きく左右する要素となっているようだ。

この車のアンスラサイトレザーインテリアは控えめで、ドア、ダッシュボード、センターコンソールのバール ウッドトリムが非常に魅力的だ。レカロ CSEシートは多数のパワー調整機能を備え、Momo製の4本スポークの革巻きのAMGブランドM38ステアリングホイールを引き立る。

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